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【イオン】 釜石市にSC「イオンタウン」開業、震災後初の被災地出店

 イオン傘下のイオンタウンは3月14日、岩手県釜石市にショッピングセンター(SC)「イオンタウン釜石」をオープンする。

 東日本大震災後に被災地でSCを開業するのはイオングループとしては初めて。釜石市は同SCを市街地の核として再開発を進めていく方針で、隣接地には新市庁舎が建設される予定。

 市中心部の新日鉄住金工場跡地の約2万9000平方メートルの敷地に、地上3階建て延床面積約4万6100平方メートルの建物を建設、総賃貸面積は約2万7500平方メートルとなる。

 核店舗は総合ディスカウントストア「イオンスーパーセンター」(直営売り場面積約7600平方メートル)で、そのほか55店舗のテナントが入る。

 テナントのうち18店舗は岩手県内が地元の企業を誘致する。また、SC全体の新規雇用約620人のうち430人を地元から採用、復興を支援する。

 津波への対策として建物1階はピロティ形式の駐車場とし、2?3階に店舗が入る。屋上は災害時に約1600人を収容する一時避難場所として開放、大型避難用テント「バルーンシェルター」1基を配備する。