ドラッグストア最大手のマツモトキヨシホールディングスが発表した2013年4~12月期の連結業績は、営業利益が前年同期比7.9%増の156億円だった。
地盤の関東を中心に新規出店を強化したほか、九州などでスクラップ&ビルドを積極的に進めたことで、フランチャイズ2店舗を含む85店舗を新設(46店舗を閉鎖)、売上高は5.0%増の3625億円となった。
営業時間の延長効果などもあり、既存店売上高も7月、8月を除いて前年同月比でプラスを確保した。
ただ、4~9月期に営業利益が12.5%増だったのと比較すると、増益幅は縮小している。14年3月期通期では、従来予想通り売上高が3.0%増の4700億円、営業利益が1.6%増の200億円を見込む。
同社は昨年12月、66店舗を展開する同業の示野薬局(金沢市)を完全子会社化しており、通期の業績が上振れする可能性もある。