【マツヤ】 希望退職120人募集、不採算の6店舗を閉鎖
長野県が地盤の食品スーパー、マツヤ(長野市)は2月4日、今年4月をめどに不採算の6店舗と食品センターを閉鎖し、合わせて120人程度の希望退職を募集すると発表した。
同社は業績の悪化が深刻化しており、大規模なリストラで再建を図る。
同社の店舗数は32店で、全体のほぼ2割に当たる店舗を閉鎖することになる。また、正社員数は昨年12月末現在で469人で、希望退職の募集人数は全体の4分の1に当たる。
店舗閉鎖に伴う減損処理や割増退職金の支給で2014年2月期に約16億円の特別損失を計上する。これに伴い、14年2月期の連結業績予想を下方修正、500万円の黒字を見込んでいた最終損益は23億円の赤字となる見込みだ。既存店の売上高も計画を下回っており、売上高は従来予想より4億円少ない368億円(前期比3.6%減)、営業利益は同じく1億4200万円少ない1億3000万円(前期は2億1300万円の赤字)となりそうだ。
1株当たり年間6円を予定していた配当も無配とする。リストラ実施や無配転落の責任をとって、3月から当面の間、役員の報酬を減額する。社長は報酬月額を70%、その他の取締役と執行役員は15?30%カットする。