北関東が地盤のドラッグストア、カワチ薬品(栃木県小山市)は10月に発表した同業の横浜ファーマシー(青森県板柳町)の株式取得額が40億円になることを明らかにした。横浜ファーマシーの松山稔社長の資産管理会社などから来年1月中旬に全株式を買い取り、完全子会社化する。
横浜ファーマシーは青森県を中心に43店舗のドラッグストアと調剤薬局を展開しており、2013年2月期の売上高は301億円、営業利益は3億円。カワチは同社を傘下に収めることで東北での営業基盤を強化するほか、北海道にも足場を広げることになる。
カワチの14年3月期の売上高は2430億円を見込んでおり、横浜ファーマシー買収によって売上高は1割強押し上げられることになる。