京王電鉄、東京・多摩ニュータウンで食品・日用品の移動販売
京王電鉄は11月25日、東京都多摩市を中心とした多摩ニュータウン地域で専用トラックによる食品・日用品などの移動販売を始める。
同地域では団地やマンションなどの初期入居者の高齢化が進んでおり、急勾配の坂が多い、近隣の商店が減少しているといった事情もあって日常の買い物に不便を感じている住民が多い。京王電鉄は経済産業省の「地域自立型買い物弱者対策支援事業」の補助を受けながら、移動販売を実施する。
2トントラックを改造し、冷蔵・冷凍庫などを装備した専用車で生鮮食品や加工食品、日用品など約300品目を販売する。商品はグループの京王ストアが供給する。
また、12月9日からは専用車で購入した商品を自宅まで無料で届けるサービス(購入金額2000円以上から)や車内でカタログによる注文を受け付け、翌日に届けるサービスも始める。
多摩ニュータウン地域ではイトーヨーカ堂が7月30日から首都圏で初となる移動販売「あんしんお届け便」を始めている。