【ジェイアイエヌ】 米国に子会社設立、14年秋にも眼鏡店出店
眼鏡専門店大手のジェイアイエヌは10月16日、米国に子会社を設立すると発表した。1000万ドル(約10億円)で11月に全額出資子会社を設立、2014年秋をめどにカリフォルニア州サンフランシスコに「JINS」の1号店を出店、同時にインターネット通販も始める。
同社は2010年に中国に進出、イトーヨーカ堂や平和堂、伊勢丹など日系大型店舗へのテナント出店を中心に18店舗を展開しており、米国が2ヵ国目の海外進出先となる。
なお、同社が10日に発表した13年8月期の連結業績は売上高が前期比61.6%増の365億円、営業利益が約2.4倍の62億円といずれも過去最高を更新した。パソコン用や花粉症対策用など非視力矯正用途の眼鏡が引き続き好調だったことに加え、単価の高い新商品の投入で客層を広げ、既存店売上高が31.4%増と大きく伸びた。
ただ、14年8月期に関しては売上高が11.1%増の406億円、営業利益が9.3%増の68億円と成長が鈍化する見通し。既存店が3年連続で2ケタ成長を続けた反動もあって、今期は11.7%の減収を見込む。前期より20店舗多い65店舗を新設して、既存店の落ち込みを補う。