【全国百貨店】 5月の既存店売上高は2.6%増、2ヵ月ぶりのプラス
日本百貨店協会が発表した全国百貨店の5月の売上高は約4847億円で、既存店ベースでは前年同月比2.6%増となり、2ヵ月ぶりに前年実績を上回った。
4月は天候不順による衣料品の苦戦などで4ヵ月ぶりに既存店売上高がマイナスとなったが、5月は中旬以降の気温上昇でクールビズ関連など夏物ファッションが勢いを取り戻し、衣料品は1.6%のプラスとなった。
年初から高い伸びを示している高額商材の売れ行きがさらに加速しており、美術・宝飾・貴金属は23.3%増と大きく伸びた。高級ブランド品を含む身のまわり品も4.4%増と好調だった。
食料品は生鮮食品は0.6%のマイナスとなったものの、菓子と惣菜が堅調で全体では0.4%増と2ヵ月ぶりのプラスとなった。