イオンは、グループ全体で事業活動を通じて発生する二酸化炭素(CO2)などの温暖化ガス排出量を可視化するシステム「AEON Green System(イオングリーンシステム)」を導入した。同システムを開発したbooost technologies(ブーストテクノロジーズ、東京都千代田区)が5月31日、発表した。
同システムは、ブーストテクノロジーズのクラウドシステム「ENERGY X GREEN」の機能を活用して開発した。
イオンは同システムを用いて、グループ全拠点におけるCO2排出量の可視化や浸水リスク管理、地震対策などのBCP(事業継続計画)対応、省エネの進捗管理などを行う。グループ全社の各拠点にアカウントを付与することで、本部での集計工数を大幅に削減する。
また、数十万社のサプライヤー各社にもアカウントを付与することで、サプライチェーン全体でのCO2排出量データの取得・算定を効率的に行うことを目指す。
ブーストテクノロジーズは2015年設立のスタートアップ企業で、CO2排出量管理・会計プラットフォームとしてENERGY X GREENを運営している。