【パワーズフジミ】 自己破産を申請、新潟のスーパー、負債27億円
新潟市に本部を置く食品スーパーのパワーズフジミは5月10日、新潟地裁に自己破産を申請した。帝国データバンクによると負債総額は27億4000万円。
同社は佐藤食品工業のスーパー部門を分離して1998年2月に設立、新潟県を地盤にピーク時の2004年4月期には売上高約196億円を計上していた。2007年にはスーパーを経営するモリヤ(仙台市)の代表がパワーズフジミの全株式を取得、09年6月にはモリヤが全株式を譲り受け、モリヤの子会社となっていた。
しかし、10年7月に親会社のモリヤが民事再生法の適用を申請、信用不安が広がったこともあって業績が悪化した。今年に入ってからは仕入先に対する支払遅延が度々発生し、商品の仕入が困難な状態となっていたという。