フレスタ、三原スーパーを完全子会社化、広島県東部の地盤強化
食品スーパーのフレスタ(広島市)は、広島県三原市が地盤の同業、三原スーパー(広島県三原市)を完全子会社化する。3月28日付で全株式を買い取る譲渡契約を同社と結ぶ。買収額は未公表。
三原スーパーは三原市、尾道市など県内東部に「パルディ」などの店名で8店舗を運営、2012年8月期の売上高は61億円となっている。
フレスタは広島、岡山、山口の3県で約50店舗を運営しているが、三原・尾道圏では店舗網が薄いため、三原スーパーを傘下に収めることで地盤を強化する。
買収後はフレスタの宗兼邦生社長が三原スーパーの社長を兼務、商品の仕入や物流の統合を進めるなどして効率化を図るものとみられる。
帝国データバンクによるとフレスタの12年2月期の売上高は670億円。