イオンの中国子会社の一つ、青島イオンは10月25日、青島市内に食品スーパー業態の「百麗広場店」をオープンする。9月の反日デモ後では初めての出店となる。イオンは今後も従来の計画通り中国での出店を続けていく方針だ。
今回の新店は地元ショッピングセンター「百麗広場」の地下1階部分への出店で、店舗面積は4930平方メートル。通常の食品の品揃えに加えて、人気スイーツ販売店を集めた「スイーツワールド」、専属シェフによる調理の実演や親子料理教室などのイベント実施する「キッチンスタジアム」などを設けた。
百麗広場店のオープンで、イオンの中国本土(香港を除く)での店舗数は食品スーパー6店舗、総合スーパー30店舗の計36店舗となる。
なお、暴徒化したデモ隊によって店舗の一部が破壊されるなどした青島イオンの「ジャスコ黄島店」は10月上旬に部分営業を開始、11月下旬には全館で営業再開となる見通しだ。