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【イオン】デベロッパーと金融事業が好調で最高益、3~5月期

 イオンが発表した2012年3~5月期の連結業績は、イオンモールを中心としたデベロッパー事業とクレジットカードなど金融事業が好調で、売上高に当たる営業収益は前年同期比10.5%増の1兆3264億円、営業利益は9.1%増の308億円といずれも第1四半期としては過去最高を記録した。

 デベロッパー事業で103億円(12.0%増)、金融事業で63億円(41.2%増)と2つの事業で営業利益の過半を稼ぎ出した。

 反面、GMS(総合スーパー)事業は36.7%減の17億円、SM(食品スーパー)事業は4.9%減の38億円、コンビニエンスストアなど戦略的小型店事業は66.5%減の2億円と小売事業はいずれも営業減益だった。昨年は震災後の特需とチラシ販促自粛による販管費減で利益が底上げされていたが、その反動が出た。

 ただ、GMS事業の中核企業であるイオンリテールの3~5月の既存店売上高は0.8%増と堅調。朝7時からの早朝営業を始めた効果で6月以降も売上げは伸びそうだ。