【カジュアルウェア】11年の市場規模は2.8％増の６兆50億円、３年ぶりのプラス

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　矢野経済研究所の調べによると2011年の国内カジュアルウェア市場の規模（小売金額ベース）は前年比2.8％増の６兆50億円となったようだ。前年比プラスとなるのは08年以来３年ぶり。

　11年は東日本大震災による衣料品の買い控え行動や関連する工場・店舗の被災などもあったが、復興応援消費や夏場のクールビズ需要などもあり、復調傾向に向かった。

　一方、ジーンズカジュアルウェア市場に限ってみると、1.0％減の１兆1480億円で３年連続のマイナスだった。ファーストリテイリング傘下の「ジーユー」が格安ジーンズのブームに火を付けて以来、単価下落による市場縮小傾向が続いている。

　ただ、矢野経済研によれば、11年後半からは既存店売上高が前年を超える店舗も散見されるなどジーンズカジュアルウェア市場にも持ち直しの兆しが見え始めているという。