ドラッグストア大手のスギホールディングスが発表した2012年２月期の連結業績は売上高が7.4％増の3273億円、営業利益が34.7％増の172億円だった。震災後の販促自粛で販売管理費が削減された一方、粗利益率が改善し、営業利益が大きく伸びた。調剤併設型ドラッグストア「スギ薬局」を中心とするファーマシー事業、小型ディスカウントストア「ジャパン」のドラッグ事業のいずれも大幅な増益だった。
13年２月期の業績は、売上高が3.9％増の3400億円、営業利益は4.6％増の180億円と利益の伸びは落ち着きそうだ。前期は67店舗を新設したが、今期はそれを上回る約80店舗の出店を計画している。