セブン&アイ子会社の2010年3~11月期、セブンの営業益は9%増、ヨーカ堂は赤字
セブン&アイ・ホールディングスの主要子会社の2010年3~11月の業績は、セブンーイレブン・ジャパンが既存店ベースで前年同期比1.1%の増収、粗利益率も0.5ポイント改善するなど好調で、営業利益が8.7%増の1333億円となった。
一方、イトーヨーカ堂は既存店が2.1%の減収で、営業損益は74億円の赤字(前年同期は50億円の赤字)だった。11年2月期通期については従来予想で50億円(前期比約2.8倍)の営業黒字を見込んでいたが、損益とんとんに下方修正した。
食品スーパーのヨークベニマルも既存店が4.2%のマイナスと大きく落ち込み、営業利益は7.7%減って56億円となった。通期では従来予想通り85億円(9.6%減)の営業利益を見込む。
そごう・西武の営業利益はほぼ9割減の1億円、外食のセブン&アイ・フードシステムズは2億円の営業赤字(前年同期は20億円の赤字)だった。そごう・西武は通期で100億円(前期比約1.8倍)の営業利益、フードシステムズは損益とんとんを見込んでいる。