ミニストップは3月9日、2015年度(16年2月期)を最終年度とする中期経営計画を発表、今後5年間で海外店舗を現在の3倍近い5000店舗に増やすと表明した。
今年2月末現在で海外1772店舗のうち大半の1427店舗が韓国に集中しているが、今後は中国(現在14店舗)での出店を加速させると共に、タイやベトナムなど未進出のASEAN(東南アジア諸国連合)諸国に事業を拡大していく。
15年度時点での国内店舗数の目標は3000店(現在2042店、エリアフランチャイズを含む)で、海外店舗が占める比率は6割強となる。さらに20年度までの5年間で海外店舗を1万店舗にまで倍増させ、海外店舗比率を約7割に高める。
国内では首都圏、中京圏など大都市部を重点出店エリアとしてシェア拡大を図る一方、ドラッグストアとコンビニエンスストアを融合させた新業態「れこっず」を現在の3店舗から15年度に600店舗にまで増やす。
経営数値については、10年度で71億円が見込まれる連結営業利益を15年度に150億円と倍増させることを目指す。