【大日本印刷】郵便番号単位で折込チラシ配布、エリア販促を支援
大日本印刷は年齢、性別、居住形態、家族構成などによって消費者を60のクラスター(属性別の集合)に分類し、ターゲットとなるクラスターが多く居住するエリアを郵便番号単位で抽出して地図上に色別表示できるシステム「エリアダッシュ」を開発した。
地域を細かく区切って新聞折込チラシを配布したり、ダイレクトメールを送ったりできる。現在、エリア単位での販促などに使われているGIS(地理情報システム)は、国勢調査などの統計データを基にしているものが多く、年齢、性別程度の属性分析しかできない。
これに対して、大日本印刷が開発した新システムでは、「30代・独身・女性・年収500万円以上」といった複数の属性によってターゲットを絞り込むことができ、販促の費用対効果の向上が見込まれる。
同社では「エリアダッシュ」によるチラシや販促物などの新規受注として2013年度までに8億円の売上げを目指す。