【米小売売上高】4月は前年同月比9.4%減、前月比では0.4%減

2009/07/08 00:48
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 米商務省が発表した4月の米国小売売上高は前年同月比で9.4%減、前月比では0.4%の減少となった。2009年1-4月の4ヵ月間では前年比10%減で、そのうち約3分の1はガソリン価格の下落によるものと推測される。

 

 今年1月と2月は戻し減税など政府の景気刺激策で消費はやや上向き傾向にあったが、3月以降、再び落ち込みが大きくなっている。所得の減少や失業者の増加が続いているため、少なくとも年内は小売業にとって厳しい環境が続くものと見られる。

 

 業種別に見て特に売り上げの落ち込み幅が大きかったのは、自動車および部品販売店(前年比20.7%減)や家電小売店(12%減)など。

 

 こうした売上不振の影響で5月4日には衣料品ディスカウント店のファイリーンズ・ベースメントが1億8200万ドルの負債を抱えて連邦破産法11条を申請。今年に入ってからの破産法11条の申請は食品スーパーのバイ・ローやブルーノズなど主な小売りチェーンだけで16社に上る。

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