ドラッグストア大手のマツモトキヨシホールディングスの2010年度上期(4~9月)の連結業績は、売上高は前年同期比7.6%増の2127億円となったものの、営業利益は11.1%減の71億円となったようだ。
フランチャイズ契約をしていたミドリ薬品(鹿児島市)、中島ファミリー薬局(長野県須坂市16店舗)、ラブドラッグス(岡山市)の3社を前期に子会社化した効果もあって全体の売上高は伸びたが、既存店売上高は6月の1.0%増、7月の3.2%増を除いてマイナスだった。このため、売上高は32億円、営業利益は4億円ほど従来予想を下回った。
しかし、10月以降は新規出店の加速による売上げ増、ローコスト化による収益の改善が見込まれることから通期での業績予想は据え置いた。11年3月期では売上高4340億円(前期比10.4%増)、営業利益152億円(1.9%増)、純利益68億円(6.6%減)を見込む。