【双日プラネット】小売店向けにカーボンオフセット付きのレジ袋を販売
総合商社双日の100%子会社で、合成樹脂事業会社の双日プラネット(東京都港区)は11月から、小売店向けにカーボンオフセット付きレジ袋の販売を開始する。
カーボンオフセットとは、経済活動や日常生活において避けることができないCO2(二酸化炭素)などの温室効果ガスの排出について、その排出元である企業や個人が温室効果ガスの削減・吸収活動への資金的援助、投資を行うことで、排出分を埋め合わせするもの。主に途上国の温室効果ガス削減プロジェクトに先進国が投資することで、削減分の一部を先進国の削減枠に充当するケースが多い。
今回はレジ袋販売代金の一部をCO2削減クレジットの購入に充てる。2011年度には約1.5億枚のオフセット付きレジ袋を販売し、1万5000トンのCO2削減を見込む。双日プラネットによれば、カーボンオフセット付きレジ袋1枚あたり、500ミリリットルペットボトル100本分の体積と同量のCO2をオフセットすることができるという。
同社は今後、レジ袋だけでなく他の包装資材にもオフセット付き商品を広げていく方針だ。