ドラッグストア大手のカワチ薬品(栃木県小山市)が発表した2010年3月期連結業績は、既存店が前期比3.7%の減収と不調で、営業利益は4.9%減の74億円に終わり、2期連続での営業減益となった。税負担が軽減したことから純利益は約37億円と47.5%増えた。
期中に10店舗を新設したものの、全店ベースでの売上高は0.7%減の2323億円となった。商品部門別では医薬品は0.3%増、化粧品は0.9%増と前年をクリアしたものの、価格競争に巻き込まれた影響などから雑貨は1.6%減、食品は0.8%減となった。また、調剤薬局については既存10店舗に新たに併設した。
11年3月期は6店舗の新規出店を計画しており、売上高は2380億円(2.5%増)、営業利益は85億円(15.2%増)、純利益は43億円(17.2%増)と増収増益を見込んでいる。