【米ウォルマート】来期は海外投資を最大50億ドルに拡大、国内は5億ドル減の見込み
米ウォルマート・ストアーズは2013年1月期の設備投資計画を明らかにした。投資額は全体で130億~140億ドルと今期と同規模になる見込みだが、国内投資は今期より5億ドル少ない60億~65億ドルに絞る。逆に海外投資は5億ドル増の45億~50億ドルとする。
同社の国内既存店は11年8~10月期に10四半期ぶりのプラスとなったものの、成長の鈍化が顕著となっているため、2ケタ成長を続ける海外への投資を増やす。海外投資は中国、ブラジル、メキシコを中心に新興国に優先的に振り向ける。
米国内では13年1月期の総店舗面積の増加は1500万~1600万平方フィート(約139万~149万平方メートル)にとどまる見込みだが、海外では2600万~2800万平方フィート(約242万~260万平方メートル)の拡大を計画する。
米国内では食品スーパー業態「ネイバーフッド・マーケット」を中心に店舗面積6万平方フィート(5574平方メートル)未満の中小型店の出店を80~100店舗と今期に比べて3倍強に増やす。6万平方フィートを超える大型店は130~135店舗を出店する。