【楽天】ドイツの仮想商店街運営会社を買収、欧州で2ヵ国目
インターネットショッピングモール「楽天市場」を運営する楽天は7月28日、ドイツのトラドリア(バンベルク市)の株式の80%を取得し、子会社化したと発表した。買収金額は非公表。
トラドリア社は楽天市場と同じように中小規模の業者を中心に集めたインターネットショッピングモールを運営、出店数は現在4400店を超えているという。楽天はフランスのインターネット通販会社、プライスミニスターを買収して同国で事業展開しており、ヨーロッパでの市場参入はドイツが2ヵ国目となる。海外事業全体としては、中国、台湾などを含め8ヵ国目。
調査会社のフォレスターリサーチによれば、同国のEC(電子商取引)市場は2010年度で200億ユーロ(約2兆2400億円)、11年度は12%の成長率が見込まれている。