イオンの食品スーパー子会社、マックスバリュ(MV)中部(三重県松阪市)とMV北海道は9月7日、2010年2~7月期の業績予想の修正を発表した。
MV中部は2~7月期の既存店売上高が当初想定していた前年同期比1%減を上回る0.2%減となったことで、連結営業利益予想を1億5500万円引き上げ5億6500万円(前年同期比83.4%増)とした。既存店客単価は3.7%落ち込んだが、低価格政策や改装効果で客数が3.6%伸びた。
営業収益(売上高と不動産収入などの合計)は従来予想比2億円増の576億円(0.6%増)、純利益は4500万円増の1億5000万円(約9.4倍)を見込む。通期業績予想については9日に発表する予定。
一方、MV北海道は新店効果で営業収益は従来予想比8億円増の378億円(前年同期比1.7%減)となるものの、改装コストや光熱費の増加などで営業損益は従来予想の3000万円の黒字が1億6200万円の赤字(前年同期は5億9500万円の赤字)に転落しそう。ただ、減損損失が当初予想を下回ったことで純損益の赤字幅は従来予想より1億円強改善し、1億6100万円の赤字(同9億4000万円の赤字)を見込む。通期業績予想に変更はない。