【イオン】13年度にグループ年商6兆円目指す中期計画発表
イオンは10月26日、2013年度(14年2月期)に連結営業収益(売上高と不動産収入などの合計)6兆円を目指す3ヵ年の中期経営計画を発表した。営業利益の目標額は2500億円。09年度比では営業収益で18.7%増、営業利益では92.0%増の計画となる。
国内では首都圏など大都市マーケットを重点エリアと位置づけ、生鮮コンビニの「まいばすけっと」、小型スーパーの「マックスバリュエクスプレス」、ドラッグストアとコンビニを融合した「れこっず」など小型の業態を多店舗化していく。
一方、アジアでは大型ショッピングセンターの開発を加速させる。13年度までの3ヵ年で総額8300億円を見込む設備投資のうち、25%の約2100億円を中国およびアセアン(東南アジア諸国連合)地域に振り向ける。これは07~09年度の中国・アセアン地域における投資実績の3倍近い金額となる。
アジアでの成長を重視するために、持株会社イオンの下に日本、中国、アセアンの3本社制を導入する方針も明らかにした。