マツモトキヨシホールディングスは９月24日、調剤薬局大手の日本調剤との提携協議を打ち切ると発表した。両社は昨年10月に業務提携に向けた協議を始めると発表、調剤薬局併設型ドラッグストアの開発や調剤薬局運営ノウハウの共有、医薬品の共同仕入などを柱に提携の詳細を詰めるとしていたが、「提携による具体的効果を上げることは困難であるとの結論に至り」、協議終了を決めたという。
マツキヨHDは８月、ローソンと業務提携を結ぶことで合意、コンビニとドラッグストアを融合した新業態の開発に取り組むとしている。
一方、日本調剤は調剤薬局132店舗を展開するアイセイ薬局（東京都中央区）との資本・業務提携を解消することも発表している。両社は2005年に資本・業務提携を結んでいたが、日本調剤は保有するアイセイ薬局の株主を売却する方針。