【西友】最終利益は7年連続の赤字、営業利益はぎりぎりの黒字
米ウォルマート・ストアーズ子会社の西友が、3月30日に官報で公表した2008年12月期の単体決算は、売上高が8009億7500万円、営業利益が1億5600万円、最終損益は257億9300万円の赤字だった。最終赤字は2002年にウォルマートが資本参加して以来、7年連続。赤字の大部分は211億円の特別損失計上によるもので、不採算店閉鎖に伴うリストラ費用が赤字幅を広げているものとみられる。
営業利益はぎりぎり黒字を確保したとはいえ、過去最低だった前期の4億3400万円(連結ベース)のおよそ3分の1の水準にまで落ち込んだ。
西友は昨年12月から実質的な地域最低価格保証制度を全店で導入するなど、価格訴求によって客数を伸ばす戦略を取っているが、業績の回復にどこまで寄与するのか不透明な状況だ。