イオンは8月11日、四国が地盤の有力食品スーパー、マルナカ(高松市)および同社の関連会社で岡山・広島・兵庫の各県と大阪府に店舗展開する山陽マルナカ(岡山市)との包括業務提携を発表した。イオンと資本業務提携している三菱商事もこの提携に加わった。
4社は提携推進委員会を設置して具体的な内容を詰めるが、商品の共同調達やプライベートブランド商品の開発、物流システムやIT活用などでの提携を視野に入れている。
マルナカの売上高は1931億円、山陽マルナカを含めたグループ売上高は3435億円(共に2008年3月期)で両社を合わせると約200店舗を展開している。
イオンはマルエツ、いなげや、ベルク、カスミなど有力食品スーパー各社に資本を入れて系列化しているが、マルナカとは当面、資本提携までは踏み込まず、業務提携にとどめる方針だ。