【全国百貨店】9月の売上高は7.8%減、19ヵ月連続のマイナス
日本百貨店協会が発表した全国百貨店の9月の売上高は4762億円で、既存店ベースで前年同月比7.8%のマイナスとなり、19ヵ月連続で前年実績を下回った。7月の11.7%減、8月の8.8%減に比べてマイナス幅は縮小したものの、9月としては調査を始めて以来、最大の落ち込み幅だった。
5連休となったシルバーウイーク期間中の来店客数増や地方都市の一部で売上に下げ止まりの傾向が見られるなど好材料もあったが、主力の衣料品では単価ダウンが続き、復調の兆しは見られない。
地区別の売上高では、大都市部のうち札幌(前年同月比0.4%減)や仙台(1.2%減)、福岡(3.2%減)が比較的健闘した。一方、東京(10.5%減)と名古屋(9.9%減)の落ち込みが目立った。
リーマンショック以降の消費急落から丸1年が経つ10月以降、売上の前年割れが続くのかどうかが注目される。