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オリンピック、不動産会社が筆頭株主に、金澤社長が持ち株売却

 首都圏で大型ディスカウントストアやスーパーマーケットなどを展開するOlympic(オリンピック、東京都国分寺市)は6月25日、不動産会社のカネヨシ(東京都渋谷区、佐藤孝司社長、資本金2000万円)が新たに筆頭株主になったと発表した。

 オリンピックの創業一族で、筆頭株主だった金澤良樹社長などが市場外取引で持ち株を売却した。持ち株売却後の金澤社長の保有株式は77株となり、議決権はなくなった。カネヨシの保有株式数は約610万株(議決権ベース)となり、持ち株比率は26.12%となった。

 オリンピックによれば、カネヨシとの間に特筆すべき資本関係や人的関係、取引関係はないという。カネヨシは今回の株式取得前からオリンピックの株式0.41%を保有していた。カネヨシ側からは株式を長期保有するとの連絡を受けているという。

 オリンピックの売上高は1142億円、営業利益は7億円(いずれも2009年2月期)。株価は26日の終値で630円となっている。株式の25.71%を保有していた金澤社長が持ち株売却した理由は公表されていない。