ドラッグストア大手のカワチ薬品が発表した2011年3月期第1四半期(10年3月16日~6月15日)の連結業績は、消費者の節約志向に対応するための値下げ販売などで売上総利益率が悪化、営業利益は前年同期比15.4%減の13億円だった。売上総利益率は0.6ポイント低下し、20.0%となった。
店舗については山形、福島、長野の各県で計4店舗を新設したものの、既存店が2.4%の減収となったことから、売上高は587億円と0.5%の微増にとどまった。
11年3月期通期は従来予想通り、売上高2380億円(2.5%増)、営業利益85億円(14.7%増)、純利益43億円(16.5%増)を見込む。