イオン子会社のドラッグストア、CFSコーポレーション(横浜市)が発表した2010年3~11月連結業績は、8月に食品スーパー(SM)事業をイオンに譲渡した影響で売上高が前年同期比12.2%減の954億円に減少した。SM事業を除いた比較でも2.1%の減収だった。
SM事業に関わる経費が減少したものの、既存店売上高が2.7%の減少に終わったことや事業譲渡に伴う一時的な経費の計上があり、営業利益は31.4%減の10億円に落ち込んだ。一方、前期に計上した在庫評価損がなくなったことで純利益は26.2%増え、5億円となった。
店舗についてはドラッグストア9店舗と調剤薬局1店舗を開設、4店舗を閉鎖した。また、ミニストップおよびタキヤとの共同出資で8月に新会社れこっずを設立、コンビニエンスストアとドラッグストアを融合させた新業態1号店として10月に「れこっず磯子広町店」(横浜市)をオープンした。
11年2月期通期の業績は、売上高1230億円(前期比14.8%減)、営業利益26億円(14.6%増)、純利益12億円(88.7%増)の減収増益となる見通し。