コメリの2017年3月期決算は、営業収益3295億円(前年同期比1.6%増)、営業利益166億円(6.9%減)、経常利益168億円(3.4%減)、当期利益110億円(14.9%増)となった。
業態別で見ると、パワー業態が既存店ベースで1.3%増、ハード&グリーン業態が0.3%増となったことから、ホームセンター業態を含めた全体の既存店の売上高は、ほぼ前年並みに推移し、在庫高も前年実績を下回った。
一方、荒利率に該当する売上総利益率が31.8%と前年実績から0.3ポイント下回ったことで、業績は、収益は減益となった。既存店改装等の収益の改善努力により、減損損失額が減少したことで、当期純利益は、過去最高益となった。
18年3月期期は、営業収益3490億円(5.9%増)、営業利益182億円(9.1%増)、経常利益183億円(8.9%増)、当期利益111億円(0.8%増)を予想。売上総利益率は0.3pt改善し32.1%、既存店売上高は2.2%増を見込んでいる。