コメリは、中古住宅再生事業のカチタス（群馬県桐生市）と業務提携を行った。
カチタスは、中古住宅を買い取り、リフォームしてから販売する中古住宅再生事業の営業拠点を全国に109店舗（2015年9月30日時点）設けている。
コメリのリフォーム店頭にてカチタスの中古住宅売買に関するパンフレットを配備し、住宅の売却査定を希望するお客や、中古住宅購入希望のお客をカチタスのコールセンターに引き継ぐ。
また、カチタスの営業所および販売用の中古住宅物件にコメリのリフォームに関するパンフレットを配備し、既存住宅のリフォームを希望するお客をカチタスから紹介を受ける。
コメリは、「リフォーム事業」を86店舗で展開している。カチタスが行う中古住宅再生事業とコメリのリフォーム事業とは親和性が高いと考えた。10月から、新潟、秋田、富山、石川、福井の5県のコメリリフォーム店舗 31店舗 と、カチタス営業所11店舗で展開し、順次全国に拡げる。コメリとカチタスの経営資源を最大限活用し、中古住宅に起因する諸問題の環境改善と中古住宅流通の活性化を目指すとしている。
コメリによると、現在国内には約820万戸の空き家（総務省統計局：2013年）が存在している。空き家のために、防災、衛生、景観等の面で地域の生活環境に深刻な影響を及ぼす結果になっている。