【オートウェーブ】
借入先金融機関と債務返済期限の1年間延長に合意
千葉県を地盤にカー用品専門店と整備・車検などのサービス事業を運営するオートウェーブは、5月31日、借入先金融機関全6行から債務返済期限の再延長を目的とした金融支援要請に同意を得たと発表した。借入金額は47億円で、債務返済期限を1年間延長する。
同社は、07年3月期と08年3月期と2期連続して当期純損失を計上。資金調達先である金融機関からの借入金約定返済が難しい状況となったため、借入先金融機関に対し「経営改善計画」を提出し、債務返済期限の延長を要請し、08年5月30日付で、全ての借入先金融機関と「債権者間協定書」を締結することにより、10年7月31日までの借入金債務の返済猶予を受けていた。
その後、10年5月31日付、11年5月31日付、12年5月31日付で、3年連続して債務返済期限の1年間延長を定めた各「債権者間協定書」を再締結していた。
オートウェーブの前期(13年3月期)は、連結売上高が前期比で3.6%減の111億円、経常利益は76.2%増の3億円だった。今期(14年4月期)は、売上高103億円(7.8%減)、営業利益2億円(20.8%減)、経常利益2億円(24.9%減)、当期純利益2億円(56.6%減)と、減収減益を見込んでいる。