セキュリティ対策強化に向け新組織発足、セブンペイの不正アクセス問題に対応
セブン&アイ・ホールディングス(HD)は7月5日、セキュリティー対策強化に向けて「セキュリティ対策プロジェクト」を立ち上げた。バーコード決済サービス「7Pay(セブンペイ)」で一部の利用者のアカウントが不正アクセスを受けた問題に対応する。
同プロジェクトの総責任者はセブン&アイHDの後藤克弘副社長、プロジェクトリーダーにはセブン&アイHDデジタル戦略部シニアオフィサーの清水健執行役員と子会社セブン・ペイの小林強社長が就いた。社外の専門家がアドバイザーとしてプロジェクトに関わる。
7月2日に不正アクセスの疑いが明らかになって以降、セブン&アイHDでは緊急対策本部を設置して対応に当たっていたが、今後は同プロジェクトが発生原因の分析と特定、被害状況の把握などを進める。
同時にセキュリティーの強化に向け、セブンペイの2段階認証導入やチャージ(入金)1回当たりの上限引き下げなどに取り組む。