決済、ラストマイルの新キーワード「ペイ・バイ・パーム」「イン・ガレージ・デリバリー」とは

松岡 由希子 (フリーランスライター)
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流通最旬キーワード

ペイ・バイ・パーム

 ペイ・バイ・パームとは、手のひらの表皮の隆線や皮下の静脈、骨などの生体情報を用いた生体認証決済手段である。端末に手をかざすだけで決済できるため、コロナ禍での非接触へのニーズに応えた新たなキャッシュレス決済手段として注目されている。

 米アマゾン(Amazon.com)は、2019年12月、手のひらの画像からしわや静脈などの特徴を分析して署名を作成する非接触型の生体認証技術について米国で特許を取得。20年9月には、この技術を用いた非接触型認証システム「アマゾン・ワン(Amazon One)」を米シアトルのレジレス店舗「アマゾン・ゴー(Amazon Go)」で初めて導入した。

「アマゾン・ワン」の専用端末で手のひらをかざして決済する様子
「アマゾン・ワン」の専用端末で手のひらをかざして決済する様子

 「アマゾン・ワン」を利用するためには、

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記事執筆者

松岡 由希子 / フリーランスライター

米国MBA 取得後、スタートアップの支援や経営戦略の立案などの実務経験を経て、2008年、ジャーナリストに転身。食を取り巻く技術革新や次世代ビジネスの動向をグローバルな視点で追う。

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