“食場面を広げる”
客数の減少が止まらないCVS業界。
そうした中、セブン–イレブン・ジャパンの秋期商品政策発表会で
商品本部長の石橋誠一郎氏は次のように語った。
「客層、食場面、時間帯。この3つの幅を広げることで客数を増加させる」。
なかでも「食場面」の拡大は新たに打ち出した方針だ。
それを代表する新商品を11月に発売する。
カップ容器入りの冷凍米飯
「セブンプレミアム 炒め油香るチャーハン」だ。
カップ容器に入っているため
レンジアップのために皿に移す必要がない。
そのため、オフィスやクルマの中でも
手軽にチャーハンが楽しめることが特徴だ。
売上が拡大している冷凍チャーハンの販売形態を変えて提供することで
新たな食場面を提供し売上を伸ばす考えだ。
仙台市内の約80店で実験販売したところ、冷凍チャーハンの売上が以前の5倍に伸長。とくにこれまで少なかった昼間の購買が増えているという。
最強CVSと言われるセブン–イレブンは自ら需要を切り開いていく(O)