ベルク
チェーン運営の効率化を図り、価格・商品力を強化
ベルクは埼玉県を地盤に関東1都6県でSM(食品スーパー)を展開する。2023年度(24年2月期)連結業績は、営業収益3518億円(前年度比13.2%増)、営業利益144億円(同3.4%増)、経常利益149億円(同4.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益106億円(同11.1%増)だった。
同社は「Better Quality & Lower Price」を掲げ、おいしく鮮度のよい商品の販売、価格訴求、顧客に支持され信頼される店舗づくりを推進した。販売政策では、ポイントカード販促やチラシ価格の強化、SNSを利用したおすすめ情報の発信を行い、幅広い客層への来店動機を高めた。ネットスーパー「ベルクお届けパック」、独自の電子マネーカード「ベルクペイ」は導入店舗を拡大し、利便性向上を図った。
商品政策では、プライベートブランド「くらしにベルクkurabelc(クラベルク)」を含めた自社開発商品の取り扱いを拡大した。店舗運営では、同社の特徴である標準化された企業体制を基盤にしながら、適正な人員配置や省力器具の運用を見直し、チェーンオペレーションの高効率化を推進した。店舗投資では、6店舗を新規出店した。また、既存店6店舗の改装を実施し、総菜および簡便商品の拡充、快適な買物空間を提供するための設備の更新を行った。そのうちの2店舗、江木店(群馬県高崎市)と竜舞店(群馬県太田市)は安売りフォーマット「クルベ」としてそれぞれ23年7月、24年2月にリニューアルオープンした。23年8月に上里SC店(埼玉県)を閉店した結果、23年度末店舗数は138店舗となった。物流体制では、商品を産地やメーカーから大量一括調達し、自社物流を生かした配送の高効率化に取り組み、商品の価格強化と品質の安定化を図った。また、店舗作業に合わせた配送体制の見直しを行い、店舗運営の効率化に取り組んだ。24年度連結業績は、営業収益3767億円(23年度比7.1%増)、営業利益175億円(同20.8%増)、経常利益176億円(同17.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益119億円(同11.5%増)を見込んでいる。
代表取締役社長 : 原島 一誠
売上高 | 売上高 総利益率 | 売上高 営業利益率 | 売上高 販管費率 | 売上高 経常利益率 | 売上高 当期純利益率 |
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351,856百万円 | 26.7% | 4.1% | 24.2% | 4.2% | 3% |
決算期:2024年2月 / 連結