米シュナック、在庫確認ロボで欠品防止、全111店舗に導入
米中堅食品スーパーのシュナック・マーケッツ(Schnuck Markets、ミズーリ州セントルイス)は、自律走行ロボットによって店頭の在庫情報をリアルタイムで確認するシステムを「シュナックス」全111店舗に導入した。
導入したのはシンビーロボティクス(Simbe Robotics、カリフォルニア州サンフランシスコ)の在庫確認ロボ「トーリー(Tally)」。1日に3回店内を巡回し、陳列棚の在庫状況を自動で確認する。また、セール品の価格など値札の表示に間違いがないかを自動でチェックする。
トーリーで取得した在庫データは、シュナックの自動補充発注システムと連携され、在庫数が一定水準を下回ると商品を自動発注する。シンビーによると、店頭の欠品を20〜30%減らす効果があるという。
シュナックはリアルタイムの在庫情報を会員向けアプリとも連携させ、会員が店内の在庫状況や商品の陳列場所をアプリで検索できるようにした。
同社は2017年7月から一部店舗でトーリーを試験運用してきた。シンビーでは、在庫確認ロボを全店に導入した食品スーパーチェーンは、シュナックが世界初としている。