「瀬戸健という男に惚れたのでRIZAPグループに来ました」
「瀬戸健という男に惚れたので、RIZAPグループに来ました」
元カルビーCEOで、RIZAPグループ代表取締役の松本晃氏が、RIZAPグループの第2四半期決算説明会で放った言葉だ。この松本氏がRIZAPグループの方針を大きく変えた。
RIZAPグループはパーソナルトレーニングジム運営を軸としつつも、M&Aを成長エンジンとした拡大戦略をこれまで展開。85社ものグループ子会社を抱えていた。第2四半期は過去最高益を見込んでいたものの、子会社の減損処理や「M&A凍結」による負ののれんによる収益を計画予算から除外したところ、一転赤字決算となった。
今回の拡大路線からの「大方針転換」はプロ経営者の松本氏の意向が大きい。瀬戸社長、松本氏のタッグでRIZAPグループは「痛みを伴う改革」を実行し、再出発をめざす。(T)