「ゲーム・チェンジャーになる」
国内最大級のエレクトロニクス関連技術の展示会「CEATEC JAPAN」が16日に開幕した。「IT・家電の見本市」ともいわれる同展示会。多くのIT企業やフィンテック企業が出展するなか、ひときわ大きな人だかりができていたのが、小売業としては初出展となったローソンのブースだ。
16日、基調講演の壇上に立った竹増貞信社長は、業界3位という自社の状況について「本当によいポジションにいる」と述べた。講演のなかで竹増社長が引用したのが生物学者チャールズ・ダーウィンの言葉だ。
“It is not the strongest of the species that survives, nor the most intelligent that, but the one more responsive to change.”(最も強いものでも、最も賢いものでもなく、最も変化に適応できるものが生き残る)
「われわれは最も強いわけではないし、最も賢いわけでもない。3位というのは“やりたい放題”のポジション。業界が大きな変化のうねりにあるなか、挑戦を続けて『ゲーム・チェンジャー』になる」(竹増社長)。
「われわれがめざす未来には、デジタルデバイスによるサポートが必要だ。当社の店舗、ロジスティクス、センターを活用していただきたい」と参加者にデジタル技術の提案を呼びかけて講演を締め括った竹増社長。ローソンがめざす未来とはどのようなものなのか。シーテックの同社ブースに行けば直接確かめることができる。(小野)