U.S.M.H、広告効果を測定できる電子看板導入、AIで視聴を確認
ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(U.S.M.H)は、広告効果を測定できるデジタルサイネージ(電子看板)の本格運用を始める。サービス名は「イグニカ(ignica)サイネージサービス」で、U.S.M.Hが独自開発した。
店内に約40インチのディスプレイを10台設置し、売り場の特性や状況に合わせて商品情報、料理レシピ動画、生活情報などを配信する。配信するコンテンツやスケジュールはクラウド上で管理しており、店舗ごと、ディスプレイごとに配信設定を変えられる。
メーカーなどの広告を配信することを想定しており、AI(人工知能)カメラでサイネージごとの視聴人数や視聴時間、性別、年齢層を計測。POSデータと組み合わせて、広告効果を測定し、広告出稿者にレポートを提出する。
2020年3月から傘下の事業会社、カスミの3店舗で実証実験を続けてきたが、8月からカスミの21店舗で順次運用を始める。傘下のマルエツとマックスバリュ関東でも9月以降に順次展開する。