ローソン、10月24日から地域循環型バイオ燃料利用の実証実験開始

　ローソン（東京都）は、10月24日から熊本県内のローソン5店舗に家庭用廃食油の回収BOXを設置し、廃食油を再利用する地域循環型バイオ燃料利用の実証実験を開始した。これは、廃食油を起点に資源を地域循環させて有効活用することを目的としている。

　実証実験では回収BOXを通じて、お客が持ち込む家庭用廃食油を回収し、精製後にバイオディーゼル燃料へリサイクルする。その一部を混合比5%のバイオディーゼル燃料として、ローソン店舗へチルド商品を配送するトラックの燃料に使用する。

　地元で生じた廃食油をバイオディーゼル燃料にして地元で使用することで、資源の地産地消を実現し、バイオディーゼル燃料使用によるCO2削減に加え、他の地域に廃食油を輸送する際に発生するCO2の削減にも寄与する。

　ローソンでは2023年から、熊本県内約123店舗で調理時に発生する廃食油を回収し、リサイクルして一部を配送トラック（熊本市内の約10店舗へ配送）に使用する取り組みを行っている。これにより年間2.57tのCO2削減を実現している。