週刊コンビニエンスストアニュース ファミリーマート、「涙目シール」のデザインを無償で提供

ダイヤモンド・チェーンストア編集部 (株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア)

ファミリーマート(東京都)は、おむすびや弁当などの中食商品の値下げ販売(エコ割)に使用している「涙目シール」のデザインを社外へ無償で提供する取り組みを始めた。1022日から新たに4種類のデザインの「涙目シール」を追加し、フリー素材として外部の小売店などに無料で配布する。エコ割は、全店で実施すると年間約3000tもの食品ロス削減につながると見込み、ファミリーマートが今年3月から全国展開を開始したもの。「涙目シール」のフリー素材化により、社会全体の食品ロス削減に寄与する考えだ。(1021日~27日までのニュースをまとめました。)

ファミリーマート
コクとうま味が広がる“あったかメニュー”を発売

 ファミリーマートは温かいスープやグラタン、ドリアといったメニューの売上が伸長する、気温が低下する時期に合わせ、濃厚で満足感のある味わいの“あったかメニュー”を、1021日から順次発売する。商品は以下を含む全6品。

  • 「濃厚な魚介の旨み!クラムチャウダー」(460円 以下、税込)
  • 「コク深い味わいトマトクリームスープ」(460円)
  • 「濃厚チーズソースのマッケンチーズグラタン」(538円)
  • 「ごろっとチキンとさつまいもの濃厚クリームグラタン」(548円)

「ファミマフードドライブ」の食品寄付500tを突破

 ファミリーマートが地域の食支援と食品ロス削減を目的に214月から展開を開始した「ファミマフードドライブ」で、寄せられた食品の累計量が今年8月末までに500tを突破した。これはおむすび約500万個分に相当する。

「ファミマがチョコだらけ!」キャンペーンを今年も開催

 「ファミマがチョコだらけ!」キャンペーンを、1028日から開催する。昨年10月に開催した第1弾では、“食感”にこだわったチョコスイーツを展開。キャンペーン期間内の累計販売数は850万食を突破した。今回は、“ひとくちで3度しあわせ”をテーマに、カテゴリーを横断した全11種類のスイーツを展開する。

新米を使い切りサイズで発売

 ファミリーマートは、1028日から一部の約4700店舗で、1㎏サイズの新米「秋田県産あきたこまち」(1381円)を発売する。使い切りニーズに応える量目で、値ごろ感のある価格に設定した。

セブンイレブン・ジャパン
函館市内の店舗にペットボトル回収機設置で全国導入完了

 セブンイレブン・ジャパン(東京都:以下、セブンイレブン)は1024日から順次、北海道函館市内の42店舗でペットボトル回収機を新たに設置し、ペットボトルリサイクル事業を開始した。道内のセブンイレブン店舗に設置するのは初めて。これにより、すべての都道府県への設置を完了した。

万博内店舗の一部商品を大阪府へ寄贈

 セブンイレブンは大阪・関西万博会場内の2店舗の一部商品と大阪ヘルスケアパビリオンで提供していたパーソナルフードを、府内の社会福祉協議会などを通じて地域福祉活動に活用してもらうため、大阪府へ寄贈した。

ローソン
地域循環型バイオ燃料利用の実証実験を開始

 ローソン(東京都)は、廃食油を起点に資源を地域循環させて有効利用することを目的に、1024日から熊本県内の5店舗に家庭用廃食油の回収BOXを設置した。回収後にリサイクルして製造したバイオディーゼル燃料を店舗向け配送トラックで使用する、地域循環型バイオ燃料利用の実証実験を開始した。

<中部地区>“静岡の味”を楽しめるフェア開催

 ローソンは1028日から中部地区の約1600店舗で、静岡県のご当地の味を楽しめるフェア「静岡の陣」を開催。ご当地グルメを再現した商品や、県内の有名店が監修した商品、はごろもフーズ(静岡県)の「シーチキン®」と「シャキっと!コーン®」を使用した商品など、計8品を順次発売していく。昨年の「静岡の陣」では12品を発売し、累計約80万食を販売した。

日本フランチャイズチェーン協会
CVS統計調査月報>9月度は全店・既存店ともに売上高が前年をクリア

 日本フランチャイズチェーン協会(東京都)の発表によると、259月のコンビニエンスストア各社の売上高は、各種キャンペーンの実施により客単価が伸長し、全店・既存店ともに売上高が前年を上回った。商品別では、おにぎり、揚げ物、菓子、カップ麺、玩具などが好調に推移した。全店・既存店の売上高はともに7カ月連続のプラスで、全店ベースで対前年同月比1.8%増、既存店ベースで同1.2%増だった。

 来店客数は全店が同0.7%減で2カ月連続のマイナス、既存店が同1.3%減で3カ月連続のマイナス。一方、平均客単価は全店・既存店ともに9カ月連続のプラスとなり、それぞれ同2.5%増。全店ベースで714.4円、既存店では720.0円だった。

記事執筆者

ダイヤモンド・チェーンストア編集部 / 株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア

ダイヤモンド・チェーンストア編集部は、業界をリードする提案型編集方針を掲げ、小売業の未来を読者と共に創造します。私たちは単なるニュース伝達に留まらず、革新的なビジネスモデルやトレンドを積極的に取り上げ、業界全体に先駆けて解説することを使命としています。毎号、経営のトップランナーへの深掘りインタビューを通じて、その思考や戦略を読者に紹介します。新しくオープンする店舗やリニューアルされた店舗の最新情報を、速報性と詳細な分析で提供し、読者が他では得られない洞察を手に入れられるよう努めています。私たちの鋭い市場分析と、現場の細部にわたる観察を通じて、注目すべき店舗運営の秘訣を明らかにします。

ダイヤモンド・チェーンストア編集部紹介サイトへ

関連記事ランキング

関連キーワードの記事を探す

© 2025 by Diamond Retail Media

興味のあるジャンルや業態を選択いただければ
DCSオンライントップページにおすすめの記事が表示されます。

ジャンル
業態