MrMax、中間決算は営業・経常利益が20%超の伸び
ミスターマックス・ホールディングス(福岡県)が10月9日に発表した2026年2月期第2四半期決算(連結2025年3月1日~8月31日)は、営業収益が8.1%増の747億7,000万円、営業利益が25.1%増の28億700万円、経常利益が29.7%増の29億1,100万円となり、営業利益、経常利益は前年同期と同様に大幅な伸びをみせた。
営業収益から不動産賃貸収入とその他の営業収入を除いた売上高は、8.3%増の720億1,500万円と過去最高を記録。商品別では、政府の備蓄米放出という緊急対策にいち早く対応したほか、銘柄米から備蓄米まで幅広く品揃えすることで、米の売上が大幅に増加し、集客の向上にも貢献した。
また、物価高騰に対応した値下げ企画の実施により、衣類用洗剤、ペットフード、キッチン用品、加工食品の売上が伸長し、Nintendo Switch 2の発売に伴い関連商品の売上も増加した。
PB商品については、エアコン・冷蔵庫・洗濯機などの大型家電製品が売上を大きく伸ばし、キッチン用品や食品などの消耗品についても拡大。PB商品売上高は18.4%増となり、売上高構成比は2.0ポイント上昇して23.6%まで高まった。
売上総利益は9.3%増の159億9,900万円、売上総利益率は0.2ポイント改善して22.2%に上昇。コスト面では、賃金の上昇により人件費は増加したが、セルフレジの導入など業務効率化を進めたことで作業時間の増加を抑制し、人件費の増加を最小限にとどめた。
また、新規出店や既存店の改装に伴う減価償却費の増加、キャッシュレス決済の利用増に伴う手数料も増加し、販管費は6.0%増の159億4,800万円となったが、営業総利益の増加分14億6,300万円が販管費の増加分8億9,900万円を吸収。営業利益は5億6,400万円増加した。
今回の決算を踏まえ、2026年2月期の連結業績予想を上方修正。営業収益は前回予想から40億円増の1,470億円(7.6%増)、営業利益が同3億円増の44億円(15.1%増)、経常利益同3億円増の44億円(16.3%増)を見通した。





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