ライフ、中間決算は営業・経常利益とも堅調な伸び

ライフコーポレーション(大阪府)」が10月7日に発表した2026年2月期第2四半期決算(連結2025年3月1日~8月31日)は、営業収益が前年同期比4.3%増の4,401億1,400万円、
営業利益が8.8%増の133億300万円、経常利益が9.1%増の138億5,800万円となり、営業・経常利益は堅調な伸びをみせた。
新規出店、ネットスーパーの拡大、「BIO-RAL」などのPB商品の強化、鮮度・おいしさを追求した商品施策などを行った結果、小売事業の営業収益は4.3%増の4,399億3,100万円、売上高は4.3%増の4,238億500万円、セグメント利益は8.9%増の136億3,700万円と伸長した。
上期は、新規店舗として、3月に「minanoba相模原店」(神奈川県)、「ビオラルうめきた店」(大阪府)、「ビオラル新宿京王百貨店」(東京都)、「ビオラルさんちか店」(兵庫県)を出店し、2店舗を閉店。既存店舗は、「寝屋川店」(大阪府)、「大谷田店」(東京都)、「前野町店」(東京都)で、冷凍食品コーナーの拡大や手づくりパン・惣菜・ペット用品を拡充するなど、地域ニーズを意識した改装を行った。
連結ベースの売上総利益は72億2,600万円増え、営業収入が6億2,200万円増えたことから、営業総利益は78億4,700万円増加。一方、販管費については、新規出店に伴う賃借料など、非現金決済に関する手数料およびシステム関連費用といった各種物件費の増加に加え、人への投資・処遇改善などに伴い人件費が増加したが、カイゼン活動による生産性の向上、物件費最適化の取り組みを進めたことが奏功し、営業利益を前年同期より10億7,100万円押し上げた。
2026年2月期の連結業績については、営業収益で4.1%増の8,850億円、営業利益で1.7%増の257億円、経常利益で1.1%増の265億円を見込み、増収増益の決算を予想した。





食品スーパー市場占有率2025 大型再編続発で上位集中加速は必至の情勢
