大型SC内の「ラ・ムー」跡地に居抜き出店!「ロピア岸和田カンカン店」売場レポート
ロピア(神奈川県)は2025年6月、大阪府内13店舗目となる「ロピア岸和田カンカン店」以下、岸和田店)をオープンした。1997年に開業した大型商業施設内、「ラ・ムー」の跡地に居抜き出店した同店。館自体の築年数が古くなり、テナントにも空きが見られる現状において、ロピアの出店がどのような起爆剤として機能しているのかを確認していきたい。
調査日=6月25日 ※本文中の価格はすべて本体価格

大型SC内、「ラ・ムー」の跡に出店
岸和田店は、南海線「岸和田」駅から直線距離で約1kmの場所に位置する。入居する「岸和田カンカンベイサイドモール」は、臨海エリアの再開発に伴い1997年に開業し、その後99年に西側を増築拡大した大型ショッピングセンターである。
オープン当初の核店舗は「イズミヤ」であり、その後「ラ・ムー」が引き継ぎ、今回ロピアが居抜きで出店することとなった。通りを挟んだ向かい側には、大阪いずみ市民生活協同組合が運営する「コープ岸和田店」がある。同店は2024年にスクラップ&ビルドによりリニューアルオープンしている。
岸和田店の青果売場では、店頭で目玉商品のボリューム陳列が連続して展開されており、圧倒的な価格訴求を行っていた。桃は近隣の和歌山県産の大玉サイズが2玉799円、山梨県産の大玉は4玉1500円、高質品は3玉1790円となっていた。
ほかにも、メロン(2玉1000円)、びわ(1パック499円)、デラウェア(2房399円)、さくらんぼ(599円)、バナナ大房(299円)など、周辺競合店舗と比較して3~5割程度安い価格設定であった。高値相場で高止まりしている果物を気軽に購入できる機会とあり、多くの利用客の買い物かごに果物が入れられているのが確認できた。






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