ライフ、第1四半期決算は2ケタ増益で好調

ライフコーポレーション(大阪府)が7月8日に発表した2026年2月期第1四半期決算(連結2025年3月1日~5月31日)は、営業収益が前年同期比4.8%増の2,162億円、営業利益が11.9%増の77億円、経常利益が11.5%増の79億円となり、2ケタ増益で今期をスタートした。
スーパーマーケット事業は、営業収益が4.8%増の2,161億9,100万円、売上高が4.9%増の2,082億8,000万円、セグメント利益が11.6%増の78億5,900万円と好調に推移。既存店については、客数0.9%増、客単価1.9%増で推移し、売上高2.8%増と健闘した。
新規出店、ネットスーパーの拡大、「BIO-RAL」などのプライベートブランド商品の強化、鮮度・おいしさを追求した商品施策などが売上高を押し上げ、粗利益率が前年同期に比べて0.5ポイント改善して31.3%まで高めたことも奏功した。
一方、販管費は、新規出店に伴う賃借料、非現金決済に関する手数料およびシステム関連費用といった各種物件費の増加に加え、人への投資・処遇改善などに伴い人件費も増加したが、カイゼン活動による生産性の向上、コスト最適化の取り組みを推進したことで、営業利益で2ケタ増を達成した。
2023年度から開始した「第七次中期経営計画」では、「人への投資」「同質化競争からの脱却」「持続可能で豊かな社会の実現への貢献」を主要テーマとし、3年目となる今期においても、急速に変化する外部環境に対応しながら全社を挙げて取り組んでいく。
2026年2月期の連結業績については、営業収益で4.1%増の8,850億円、営業利益で1.7%増の257億円、経常利益で1.1%増の265億円を見通した。






ドラッグストア決算2025 上場19社すべて増収! 統合控えるウエルシア&ツルハの業績は?
