ライフコモレ四谷店最速レポート 最新の都市型小型店の販売戦略の中身とは?
ライフコーポレーション(大阪府/岩崎高治社長:以下、ライフ)は2020年2月26日、東京都新宿区に「ライフコモレ四谷店」(以下、コモレ四谷店)をオープンした。ライフは昨今、18年12月開業の「ライフムスブ田町店」(東京都港区)など東京都心部への出店を強化しており、コモレ四谷店はその最新店舗となる。同店の売場面積は809㎡とライフとしては小型ながら豊富な商品を取り扱い、近隣住民だけでなくオフィスワーカーや学生のニーズにも対応した売場づくりを行っているのが特徴だ。本記事ではコモレ四谷店で取り扱っている簡便・即食商品を中心に解説する。
平日は朝食・昼食ニーズに対応した商品を豊富に品揃え
コモレ四谷店は、JR中央・総武線、東京メトロ丸ノ内線・南北線「四ツ谷」駅から徒歩1分の場所にある大型複合商業施設「コモレ四谷」の地下1階に出店した。同施設ではテナントが20年2月3日より順次オープンしている。
コモレ四谷のオフィスゾーンでは20年夏をめどに約7000人が働く予定となっているほか、周辺には上智大学もあるため学生も多い。そのため、平日はオフィスワーカーや学生の朝食・昼食ニーズに対応した弁当などの即食商品を強化している。
総菜売場では、「チキンガーリックライス」(498円:以下、税抜)や健康に配慮した「20品目のバランス弁当」(398円)などのほか、宮城県産の特別栽培米「ひとめぼれ」を使用した「厚切り鮭西京焼き弁当」(598円)などの弁当を種類豊富に販売する。また、既存店でも人気のスープ・カレーバーも導入したほか、鮮魚売場では同部門が店内製造する海鮮丼を展開する。
おかずでは、「第10回からあげグランプリ®」の「東日本スーパーからあげ部門」で最高金賞を受賞した「純和赤鶏むね唐揚げ」(100g当たり208円)のほか、メキシコ料理の「ローディッドポテト(サルサチキン)」(398円)など珍しい商品も品揃えした。また、「トマトとモッツァレラのカプレーゼ」(398円)や「1/3日分野菜が摂れる!パリパリ麺サラダ」(398円)などの野菜を使った商品を「ベジタブルデリ」としてコーナー化している。
ベーカリーでは「あんクロワッサン」(198円)や「富良野メロンパン」(160円)のような菓子パンのほか、ライ麦や全粒粉、ビーツを使用するなど健康に配慮したパンも品揃えした。